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植物プランクトン
湖内の植物プランクトンは、油ヶ淵の流入地点において珪藻類、湖内で緑藻類の出現比率が高く、 アオコと称される藍藻類は、下記に若干出現します。湖内での植物プランクトンの増加は湖内に流入 してくる汚れに次いで、油ヶ淵の汚濁の大きな要因にとなっています。
平成17年度油ヶ淵・植物プランクトン調査結果
油ヶ淵水環境モニタリングでは、湖内に生息する生物を調査し、湖内生物の生息環境がどの
ように改善されているかを把握するために、「底生生物」「植物プランクトン」「水生植物」の3項
目の生物モニタリングを行っています。
平成17年度の調査結果を以下にお知らせします。
植物プランクトン
湖内での植物プランクトンの増加は湖内に流入してくる汚れに次いで、油ヶ淵の汚濁の大きな 要因となっています。このことから、油ヶ淵湖内の植物プランクトンの調査を毎月行いました。年 間を通して多く出現した種は珪藻綱に属する種でしたが、一時的にクリプト藻綱に属する種(5月、 12月)や緑藻綱に属する種(2月)が多く出現する月もありました。
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クリプト藻綱 Cryptomonadaceae (クリプトモナス科)各地の湖沼で、 四季を通じてよく見られます |
珪藻綱 Cyclotella atomus 汽水域や海域によく見られます |
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珪藻綱 Skeletonema subsalsum
富栄養化の進行した水域に多く見られます |
緑藻綱 Chlamydomonas sp 湖や池などの淡水域によく見られます |
●より詳しい調査結果に関してはこちらから 平成17年度 植物プランクトン調査結果
平成18年度油ヶ淵・植物プランクトン調査結果
平成18年度の調査結果を以下にお知らせします。
植物プランクトン
湖内の植物プランクトンの増加は、湖内に流入してくる汚れに次いで油ヶ淵の汚濁の大きな要因 であるため、毎月湖内の植物プランクトンを調査しました。平成17年度と同様に、年間を通じて珪藻 綱に属する種が種類数、細胞数共に多く出現しましたが、2月はクリプト藻綱に属する種が、3月は 緑藻綱に属する種が多く出現しました。また、細胞数は月により大きく変動しました。
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珪藻綱 Skeletonema subsalsum
富栄養化の進行した水域に多く見られます |
珪藻綱 Cyclotella atomus 汽水域や海域によく見られます |
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クリプト藻綱 Cryptomonadaceae (クリプトモナス科)各地の湖沼で、 四季を通じてよく見られます |
緑藻綱 Chlamydomonas sp
湖や池などの淡水域によく見られます |
●より詳しい調査結果に関してはこちらから 平成18年度 植物プランクトン調査結果
平成19年度油ヶ淵・植物プランクトン調査結果
平成19年度の調査結果を以下にお知らせします。
植物プランクトン
湖内の植物プランクトンの増加は、湖内に流入してくる汚れに次いで油ケ淵の汚濁の大きな要因で あるため、毎月湖内の植物プランクトンを調査しました。平成19年度は年間を通じて珪藻綱に属する種 が多く出現しましたが、1月及び2月はクリプト藻綱に属する種が多く出現しました。油ケ淵では平成17 年度以降、富栄養化の進行した水域に多くみられるSkeletonema subsalsumなどの珪藻綱が多く、主要 な植物プランクトンの出現状況に大きな変化はみられませんでした。
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珪藻綱 Skeletonema subsalsum 富栄養化の進行した水域に多くみられます。 |
珪藻綱 Cyclotella atomus 汽水域や海域によく見られます。 |
クリプト藻綱 Cryptomonadaceae 各地の湖沼で、四季を通じてよくみられます。 |
●より詳しい調査結果に関してはこちらから 平成19年度 植物プランクトン調査結果
平成20年度油ヶ淵・植物プランクトン調査結果
油ケ淵水環境モニタリングでは、湖内に生息する生物を調査し、 湖内生物の生息環境がどのように改善されているかを把握するため、 平成20年度は「底生生物」「植物プランクトン」についてモニタリングを行いました。
植物プランクトン
湖内の植物プランクトンの増加は、湖内に流入してくる汚れに次いで油ケ淵の汚濁の大きな要因であるため、 毎月湖内の植物プランクトンを調査しました。平成20年度は年間を通じて珪藻綱に属する種が多く出現しましたが、 4月と3月はクリプト藻綱に属する種が多く出現しました。油ケ淵では平成17年度以降、 富栄養化の進行した水域に多くみられる Skeletonema subsalsum などの珪藻類が多く、 主要な植物プランクトンの種類に大きな変化はみられませんでしたが、 全体の量(細胞数)は平成17年度〜19年度に比べて減少しました。
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珪藻綱 Skeletonema subsalsum | クリプト藻綱 Cryptomonadaceae |
●より詳しい調査結果に関してはこちらから 平成20年度 植物プランクトン調査結果